目次
1. 概要
共有カレンダー(Outlookカレンダー)を設定する際に必要なIDの取得方法を記載しています。
カレンダーIDの取得方法は、選択するカレンダーや設定状況によって異なるため、
以下のフローチャートをご確認の上、該当する項目を順にご参照ください。
共有カレンダー(Outlookカレンダー)を管理する
2. 予定表の種類について
デフォルトの「予定表」
Outlookにアカウントを登録した時点でデフォルトで登録されたアカウント個人の予定表です。
共有メールボックスの予定表
予定表を1人または複数のユーザーと共有することを選択できます。
Wantedly Hireでは、担当者が変わっても連携を維持できるよう、共有メールボックスの予定表を連携する運用を推奨しています。
■共有メールボックス
■共有メールボックスの予定表
3. 事前準備
3.1. 共有メールボックスの作成手順
1) Microsoft 365管理センター(こちら)を開く
2) [+共有メールボックスを追加] から共有メールボックスを作成する
3.2. メールボックスのアクセス許可
追加したメールボックス名をクリック「メールボックスのアクセス許可を管理する」にて、
Wantedly Hireの組織設定 > アプリ連携 > Outlookにて連携したアカウントにアクセス許可を付与してください。
※「読み取りおよび管理アクセス許可」「メールボックス所有者として送信するアクセス許可」
「代理人として送信する許可」全てにアクセス許可を付与してください。
3.3. 別アカウントでカレンダーIDを取得する場合の準備
ご利用環境に応じて、以下の手順を実施してください。
- Web版Outlookを利用できる場合:「3.3.1. Web版Outlookを利用している場合」
- Web版Outlookの利用を制限している場合:「3.3.2. Web版Outlookを利用できない場合」
3.3.1. Web版Outlookを利用している場合
Wantedly Hireの組織設定 > アプリ連携 > Outlookにて連携したアカウントと、
共有カレンダーとして追加するためにカレンダーIDを取得したいアカウントが異なる場合は、
①のアカウントを②のアカウントの「代理人」として登録する必要があります。
(代理人になると委任者の [予定表] フォルダーおよび [タスク] フォルダーに対する完全なアクセス権が与えられます。)
代理メールボックスとは何ですか?
※以降の手順説明では以下表記とします。
Wantedly Hireの組織設定 > アプリ連携 > Outlookにて連携したアカウント…①
カレンダーIDを取得したいアカウント…②
1) ①のアカウントでOutlookカレンダーにログイン > 画面右上をクリック > [他のメールボックスを開く] をクリック
2) ②のアカウントを選択し、[開く]をクリック
3) 個人用の予定表のCalendar右横の [⋯] > [共有とアクセス許可] をクリック
4) 「メールアドレスまたは連絡先の名前を入力してください」に①のアカウントを追加 > [代理人] を選択
> [共有]をクリック
5) ①のアカウントのメールアドレスに「予定表共有のお知らせ」メールが届くため、 [承認] をクリック
3.3.2 Web版Outlookが利用できない場合
注意
- 本手順はMicrosoft社の製品(Exchange Online / PowerShell)を利用します。Microsoft社の判断でコマンドや仕様が変更されることがあります。記載内容と実際の挙動が食い違う場合は、Microsoft社の公式ドキュメントを正としてください。
- 本手順の実行には、Exchange Onlineの管理者権限(Recipient Management または Organization Management ロール)が必要です。社内のシステム管理者にご依頼ください。
- また、本手順はPowerShell 7での実行を前提としています。モジュールのインストール条件(管理者権限・実行ポリシー等)は環境により異なる場合があるため、以下のMicrosoft公式ドキュメントをご確認ください。
公式ドキュメント: Exchange Online PowerShell モジュールのインストールと更新(Microsoft Learn)
Web版Outlookの利用を制限している環境では、3.3.1 の操作(Web版Outlook上での代理人設定)が行えません。
その場合は、以下のPowerShellコマンドで同等の設定(連携アカウントへの予定表アクセス許可の付与)を行うことができます。
設定後、5) の承認まで完了すると、そのまま「4. カレンダーIDの取得手順」に進めます。
1) PowerShellを起動する
pwsh2) 操作用のモジュールをインストールする
Install-Module ExchangeOnlineManagement -Scope CurrentUser※確認メッセージが表示された場合は「Y」を入力してください。
3) Exchange Onlineに接続する
※{操作者アカウントのメールアドレス}:本コマンドを実行する管理者アカウント
Connect-ExchangeOnline -UserPrincipalName {操作者アカウントのメールアドレス}完了すると以下の画面が表示されます
4) Hireに連携するアカウントに予定表へのアクセス許可を付与する
※{共有メールボックスのメールアドレス}:カレンダーIDを取得したい予定表(共有メールボックス)のアドレス
※{Hireに連携するアカウントのメールアドレス}:組織設定 > アプリ連携 > Outlook にて連携しているアカウント
Add-MailboxFolderPermission -Identity {共有メールボックスのメールアドレス}:\Calendar -User {Hireに連携するアカウントのメールアドレス} -AccessRights Editor -SharingPermissionFlags Delegate,CanViewPrivateItems -SendNotificationToUser $true成功すると、付与された権限が次のように表示されます。
FolderName User AccessRights SharingPermissionFlags
---------- ---- ------------ ----------------------
Calendar カレンダー 権限確認 {Editor} Delegate, CanView…5) Hireに連携するアカウントのメールアドレスに「予定表共有のお知らせ」メールが届くため、 [承認] をクリック
6) Exchange Onlineとの接続を解除する
Disconnect-ExchangeOnline※確認メッセージが表示された場合は「Y」を入力してください。
4. カレンダーIDの取得手順
1) こちらのリンクを開く
2) Wantedly Hireの組織設定 > アプリ連携 > Outlookにて連携したアカウントでサインインする
3) [Modify Permissions(権限の変更)] タブを開く
4) 画面中央のURLを「https://graph.microsoft.com/v1.0/me/calendars」に書き換え、[クエリを実行(Run Query)] をクリックする
5) [Calendars.ReadBasic] のStatusが「Unconsent」になっていることを確認する
(なっていない場合は「Consent」をクリックして「Unconsent」にする)
6) [Response preview] から「ID」を見つける
見つけ方
■Wantedly Hireの組織設定 > アプリ連携 > Outlookにて連携したアカウントが、カレンダーIDを取得したいカレンダーと同じ場合
-
"name": "Calendar"の前のID
「"id": "AAMkAGFm...AAA="」の""内全て
■Wantedly Hireの組織設定 > アプリ連携 > Outlookにて連携したアカウントが、カレンダーIDを取得したいカレンダーと異なる場合
-
"name": "(予定表の名前)"の前のID
- 「"id": "AAMkAGFm...AAA="」の""内全て
■目的の予定表が見つからない場合(予定表が10件を超える場合)
[Response preview] に一度に表示される予定表は最大10件です。
予定表が10件を超える場合、目的の予定表が2ページ目以降に表示されることがあります。次の手順で次のページを表示してください。
7) [Response preview] の末尾に「@odata.nextLink」があるか確認する
- ある場合:次のページがあります。8) に進んでください
- ない場合:表示されているものがすべてです(次のページはありません)
8) 「@odata.nextLink」に記載されているURLをコピーし、画面中央のURL欄に貼り付けて [クエリを実行(Run Query)] をクリックする
9) 表示された結果から、6) の「見つけ方」の要領で目的の予定表のIDを探す
※目的の予定表が見つからず、末尾にまだ「@odata.nextLink」がある場合は、8) を繰り返す